2002年3月18日発売の小学館発行の週刊ポストの記事の中に、当院の感染予防システムを評価する内容が掲載 されました。
ただ記事はかなりセンセーョナルな内容で私も面食らいました。私は他の医院のことは知りませんが、殆どの歯科医院は衛生問題には真剣に取り組んでいると思っています。ただ一部の心無い歯科院等での内部告発等により問題がクローズアップされているのではないかと解釈しております。
一番問題なのは、注射針の使いまわしや、カートリッジ式の注射液の残りの再利用ですが、こんな事をしている歯科医院は今時、滅多に無いと思われます。
ただ、歯科医院における衛生管理と一連の食肉等のラベル張替え問題は同一の問題とも考えられます。それは自分さえ何とも無ければ他の人はどうでも良いと言う昨今の風潮を同一軸にしていると言うことです。しかし、歯科医院における衛生問題の方が直接、人の健康にかかわるので問題は深刻だと思われます。
前置きはここくらいにして、
今回の記事では当院が紹介されていましたが、日本全国に当院の様に感染予防に力を入れている歯科医院は沢山あります。
ちなみにヤフーで検索してみますとかなりの件数が散見されます。
そこで検索のキーワードをご紹介します。
「エアータービン 滅菌」 「ハンドピース 滅菌」
このどちらかを入力して検索してみてください。意味は同じです。
あのキーンと言う歯を削る道具の衛生管理に気をつけている歯科医院が検索できます。
これの滅菌をやっているなら衛生管理に関しては意識が高いと思いますので、他の器具にかんしてもバッチリじゃないでしょうか。
器具の滅菌等の衛生管理なんて言うのは当たり前の話しであって、本当は治療内容で勝負だと思っています。
衛生管理にかかる費用などより、歯の根っこの治療費はアメリカの10分の1で、こっちのほうが話しにならないくらい経営には問題なのです。
そんな事を含めて、行政が予算をちゃんとつけなければならない問題でしょう。
そのかわりちゃんとやっていない医院はペナルティーが有って良いのではないでしょうか。(ちなみにアメリカのある州では歯科医院への立ち入り検査が有って、その時にハンドピースの滅菌をしていないのが見つかると、開業停止だそうです。)そうでもしないと患者さんからすれば、しっかりと衛生管理を行なっているかは、わからないですから。
感染対策は万全を期すのは当たり前ですが、C型肝炎ウイルスはB型に比べれば感染力が低く、血液中の量も少ないので、滅多に移る事は無いですので、あまり心配する必要はありません。