現在、日本で手に入るインプラントは50メーカー程度あると言われています。1980年代では、アルミナ(人工サファイア)、バイタリウムと言う金属、ガラス等、各社違うものが発売されていましたが現在では殆どのメーカーが純チタン製又は、チタン合金製となりました。両者の違いは、強度に有ります。チタン合金の方が明らかに強いと言われています。
又、形状も、以前は、板状の物から、棒状の物まで様々な形状が有りましたが、今では、棒状の物ばかりになりました。
あとは、表面をザラザラにした加工や、表面を酸化させたり、アパタイトと言う物質を吹き付けて有るものの3種類です。表面に加工をするのは、骨が付きやすくしたり、アレルギーを起こしにくくするためです。中でも、最近ではアパタイトと言う物質をチタン合金の表面に吹き付けて有るインプラントが好んで使われる様になってきました。それは、ザラザラ加工をしたインプラントや酸化処理したインプラントより、1、2ヶ月早めに骨に付く性質があること、近年では骨の少ない部分に埋める場合、骨を造成するテクニック(GBR:後述します。)と併用する場合には、アパタイトインプラントの方が適するからです。ただ、以前の様に、メーカー毎の違いはさほどなくなり、乱暴に埋めなければ、そのメーカーのインプラントでもチタン系ならば骨に結合します。