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ホーム > 保存科 > 根管治療Q&A

Q&A ご質問にお答えいたします

歯には歯茎の中の骨に埋まっている部分が有ります。これを歯根と言います。この歯根の中に有るのが根管です。「ちくわ」を想像していただければ分かると思います。
その根管の中を治療するのが根管治療です。簡単に言うと、虫歯になると根管の中にある組織に感染が起こります。この感染が酷くなりますと、組織が壊死をしてしまいます。
通常、この組織に触ると痛いので神経と呼びますが、この神経が死んでしまった状態になるのです。この壊死をした神経を掻き出して、根の中を綺麗に掃除をして根管の中に神経に代わる物を詰めて、歯を使えるようにする治療方法です。

その通りです。
根管の中の組織(通称:神経)が腐ってしまった場合や、一度根管治療をしたのに、その後不具合だった場合に行います。

歯はお饅頭の様な構造です。歯髄はアンコに当たります。つまり歯の中身です。 麻酔が効いていない状態で少しでも触ると激痛がする事から一般的には神経と呼ばれます。しかし、神経組織だけではなく血管も有ります。
この歯髄の循環は根の先にある根尖孔と言うピンホール程度の孔から行われています。そのため、通常の組織ではあり得ない現象が起こります。感染にによって容易に組織が壊死をしてしまうのです。

その通りです。海外では「Root Canal Treatment 」と呼ばれます。
本来ならトリートメントが付きますが、一般的にはルートキャナルと呼ばれています。

歯の根の先に孔が開いています。そこを指します。この穴から血管や神経が歯の中に入ります。その神経や血管等の塊を歯髄と呼びます。この歯髄が壊死をした場合の治療が根管治療となります。

歯の中の組織の事です。
歯は硬いですが、実際には中空構造です。その中に歯髄と言う組織が有ります。この歯髄は、細胞や神経、血管も有ります。しかし、麻酔をしないで触ると激痛がしますので、俗称として神経と呼ばれるのです。

歯髄が中途半端に壊死している状況の場合、歯が激痛を起こす事が有ります。こんな時は痛みの閾値(いきち)が上がっているので、麻酔が効きにくい場合が有ります。この場合は、一度鎮静薬を充填をする様な処置をしてからの方が麻酔は効きやすくなります。よって痛みは有りません。

問題は、その後の治療です。当院では、神経が生きていようが、死んでいようが麻酔をします。なぜならば、歯髄が残っていた場合には激痛がしますし、根の先を器具が触っても痛いからです。
この状態で麻酔をしない歯科医院が結構あると思います。健康保険では麻酔が算定できないからでしょうか。

根の先にある根尖孔から器具が少し出て、歯の外側に触ったからだと思います。 この行為自体は問題有りません。しかし気持ちの良いものでは有りませんので、麻酔をしながらの方が良いです。また、歯髄と言う組織が残っていた場合も痛みます。

海外の論文では、1回が良いか2回が良いかの比較が有ります。つまり、日本の様に半年もかかる事が前提には無いのです。治療は1回又は3回程度で終了します。 しかし、日本では大学教育が間違っている事や、保険点数が余りに低いために小分けに治療するしか無い事情が有ります。

歯髄が有る歯(神経が有る歯)の場合、夜中に痛くて目が覚めたのが2回程度有った時は、もう歯髄はかなりダメージを受けていると判断できますので、「抜髄(ばつずい)」という根管治療を受ける必要が有ります

また、根管治療が一度行われている歯でも、根の先までしっかり充填されてなく、深い症状が有る場合に行われる再治療(感染根管処置)も有ります。

どう教育されているかが先ず一番大事です。日本の歯科大学教育で行われている側方加圧根充方法では、将来的に不具合を発生させる確率が高いのです。よって、これに代わる、垂直加圧根充法を卒後に教わっている必要が有ります。論文では、側方と垂直との差は無いとされていますが、そもそも歯の形も術者も違うのに、比較するのは無理が有ります。明らかに垂直法が優れています。

あとは、器用さと慎重さが要求されます。しかし、日本の健康保険の診療報酬は余りにも低いので機械化をしすぎる傾向があり、それが治療の成功率を下げています。

「平成28年 社会医療診療行為別統計 平成28年6月審査分」と言う公表された文書が有ります。
それによると、その月1か月で、日本全国で健康保険で歯髄(神経)をとる治療を受けた歯の数は、545,904本でした。そして、歯髄を取って歯の再治療である感染根管処置は678,769本でした。
私は、この再治療の数は余りにも多いと思うのです。神経を取ってある歯は累計されていきますので、その母集団は多いとは思いますが、毎月毎月、神経を取る治療の数よりも再治療の方が多いのは異常です。

薬で治すと思われがちですが、そうでは有りません。除菌の主役は次亜塩素酸ナトリウムです。治療が複数回に渡る間に薬を入れると言うのは殆ど効果が有りません。今でもホルマリン系の非常に臭い薬剤を入れている歯科医院がありますが、時代遅れも甚だしいです。 次亜塩素酸ナトリウムにより可及的に細菌の数を減らして、いかに上手に根の先の根尖孔を閉鎖するかです。

水酸化カルシウム系、フェノール系、ホルマリン系が有ります。 どれもあまり効果は期待できないと考えています。ホルマリン系は体に毒です。

出来る限り「根管内の細菌の数を減らして、根の先の孔を塞ぎ、歯を密閉する事」です。

ファイルやリーマーと呼ばれる器具です。細いものから太いものまでISO規格(国際標準規格)となっています。用途は、根の先を探したり根の中を拡大したりする切削器具としても使います。 使い方を誤ると、根の中で折れてしまいます。

歯は痛くないです。歯を包んでいる周辺が痛いのです。これは歯痛と言うより、歯周辺痛です。

ホルマリン系の薬を入れると、凄く臭います。歯の中に入れた薬剤でも気化して血管の中に流れ込みます。この様な薬剤は使わないに越したことはありません。

歯の中に有る歯髄を除去する事です。
当然、元気な歯髄は除去をしてはいけません。除去するのは、壊死をした歯髄か壊死をしかかっている歯髄です。歯髄は麻酔が効いていない状態で触ると激痛がするので、俗称は神経です。 神経を取る治療と言われている事と同一と解釈して頂いて差支えありません。

抜髄以外の根管処置を日本の健康保険治療ではこう呼びます。つまり、一度根管治療をした歯のやり直しをそう呼びます。

ジャンルとして2つ有ります。固形物か半ゲル状の物かです。 固形物で代表的なのは「ガッターパーチャ」という物です。マレーシアあたりのガッターパーチャの木の樹液が原料です。天然ゴムの親戚です。熱可塑性が有り、生物に対して安定的と言われています。ただ、このガッターパーチャ単体ですと、収縮の問題も有り、シーラーと言うセメント類と一緒に使うのが一般的です。
この他に固形物はポリプロピレン製の充填材も有りますが、私は使用した事がありません。

半ゲル状の充填材は、糊材と言われる物です。代表的なのは、日本で開発されたビタペックスが有ります。注射器の様な容器に入っていて、根管の中に押し出して充填します。
乳歯に使うのは良いですが、一般的には永久歯には不向きです。

歯の根は意外と折れます。特に、神経が取ってある歯の場合はその確率は高くなります。それは、歯の中を削って有るので、力学的に強度が落ちているからです。また、金属の土台の様な物を使いますと、歯との弾性係数が異なるために、折れる原因ともなりえます。よって治療をする場合は、必要最低限の歯の切削をする必要が有ります。そして、土台もグラスファイバーの様な”しなる”素材を使う必要が有るのです。

根の先に出来てしまった病巣を言います。現在では根尖病変と言うのが一般的です。
この病変ですが、レントゲンでは根の先に黒い影となって現れます。その多くは根管充填の仕方が悪いl事が原因と思われます。ただ、ある程度の免疫は関与している可能性はあります。それは、多数の歯にあまりお上手では無い根管充填をして有っても根尖病変が出来ていない人が居るからです。

根尖病変を作らないためには、根尖孔の的確な閉鎖が一番重要だと私は考えています。尚、根尖病変が有っても症状が無ければ経過観察で良い場合が多いです。
症状が有った場合は治療の対象になります。歯の根が折れていなくて、歯の内部から外部への 穿孔が無ければ、治療をやり直す事により治る場合が多いです。
ただし、一度根の先を切断した様な歯は、根管治療では治りません。

根尖病変の中の一種。レントゲン写真でも根の先が黒く見えます。それも大きくです。 他にも歯根肉芽腫と言う類似した疾患もあしますが、レントゲン画像だけで診断するのは難しいです。診断をつける為には、歯を抜くなりしてその根の先の組織を採集し、顕微鏡で調べる病理検査をしなければなりません。

一般的には、その様に言われています。しかし、私どもが行っている根管治療により、かなり大きな根尖病変も治っている事から、治癒する事が有ると考えています。

必須では有りません。
ニューヨーク大学の論文でも、顕微鏡を使った根管治療と使わなかった治療では、顕微鏡を使った方が良いという証拠は見つからなかったと有ります。ただし、私は使った方がよく見えますので、有った方が良いと思います。
ただ、奥歯の様に根が曲がった歯では、マイクロスコープを使ったとしても根の先までは絶対に見えません。
その部分はやはり手探りになるのです。

したほうが良いです。しかし、しないからと言って成功率が下がる根拠は乏しいのです。 世界中で発表されている論文でも、このラバーダム使用するかしないでの予後に関する関連性を完全に示唆する論文は実のところありません。根の治療はラバーダムだけの要素では有りません。根の中の削り方や、根の先の充填の様に、成否を分ける要素が沢山あるからです。つまりラバーダムをしたとしても、歯の外側に穿孔してしまったり、根の先を破壊してしまったりした場合の成功率は非常に下がるからです。

2晩程度この状態が続き、歯を叩いて痛い場合は歯の中の歯髄は相当にダメージを受けていると思われますので、抜髄と言う、歯髄(俗称:神経)の治療が必要だと私は考えています。 ただ、そこまでの症状が無い場合は、深い虫歯でも歯髄を残す場合が多いです。

理論的には可能です。ただ、妊娠後に出来るようならそちらの方が良いと思います。 痛くて仕方ない場合は当然、治療を行います。この場合、歯の中に入れる根管薬はホルマリン系は使うべきではありません。
と言うより、どんな場合でもホルマリン系は使うべきでは有りません。

おそらく、治療をしている歯科医師もゴールが分からないのだと思います。 日本の歯科大学や歯学部のでの教育は、根の治療を終える根管充填を行う時期について、「自発痛や打診痛の消失時」としています。

特に問題なのはこの打診痛の確認です。これは治療中の歯をピンセットか何かで叩いて痛みや響く感じの有無を確認します。治療中の歯は多かれ少なかれこの打診痛は有ります。よってずっと根管充填が出来ずに治療を続けているケースが多い様です。

さすがに日本の厚生労働省もこの点は問題視しており、半年以上続いている根管治療には診療報酬を請求する際に但し書きが必要になっています。この打診痛については、しっかりと根管充填をすれば1週間ほどで消失します。
ただし、根の先の根尖孔をしっかり閉鎖しないと達成は出来ません。

歯の根が折れていなければ治すことは可能です。

歯の根の中が感染してしまい、放置しておくとそこから歯槽骨の中まで炎症が生じて膿が出ている状態になります。その膿の出口を「フィステル」と呼んでいました。しかし現在では、国際的には「サイナストラクト」と言う呼び名になっています。

日本の保険制度では、根管治療としての、根の中に薬をいれる根管貼薬と言う項目は有っても、根管拡大と言う、根の中をしっかり詰める為に必要な行為に対して、ほぼ診療報酬が無いのが現状です。よってその様な支払い金額になってしまうのです。

沢山有ります。一番多いのは穿孔です。俗称パほり。歯の中から根管とは関係ないところにドリルで開けてしまう事です。不器用な歯科医師の典型的な失敗です。しかし、現在では穿孔を開けてしまってもMTAセメントと言う素晴らしい武器が有ります。これで埋めればほぼ問題有りません。

根の先端の根尖孔を閉鎖する事によって治療が達成されます。この際に、根尖孔を少しだけ広げるのです。これを拡大と言いますが、なぜかこの拡大をガンガンやってしまう歯科医師が居るのです。つまり根尖孔を1ミリ程度に拡大してしまうのです。こうなると根尖孔を閉鎖しにくくなりますし、その周辺の傷も大きくなり治癒がしづらくなるのです。この様な状態になると通常の根管治療では治癒せず、外科的な治療が必要になる場合が有ります。

現在、治療で使う洗浄材は、ほぼ2つです。「次亜塩素酸」と「EDTA(エチレンジアミン四酢酸)」です。この中の次亜塩素酸は漂白剤とほぼ同じ成分です。そのため、これが服に付いてしまうと、黒っぽい服の場合はそこだけ白く抜けてしまいます。次亜塩素酸の濃度ですが、海外ではほぼ2.5%が使われていますが、日本ではもう少し濃度の高い薬品が使われている様です。 濃度が高ければ抗菌力が強い訳ではなく、次亜塩素酸のpH調整によります。

問題は、折れた器具の材質と根管のどの付近で折ったか、です。
ステンレスの様な素材で、根の先に余り近くなければ取れる場合も有ります。しかし、ニッケルチタンの様な素材の場合は、食い込んでしまってほぼ取れません。
ステンレスの器具の場合、折れる兆候が分かります。器具のねじれ具合を目で見れば分かるのです。ねじれが伸びた部分が出てくるからです。しかし、ニッケルチタンの器具の場合、形状記憶合金のため、伸びた部分が現れないので金属疲労が見えないのです。
そのため予告なく折れるのです。ですから私はこのニッケルチタン系の器具の使用は最低限にしております。

これが最悪です。
歯髄と言う、痛みのセンサーを取ってしまったので痛くないだけです。そのため、歯の中の根管が細菌に侵されて歯の内部から崩壊していきます。 そして、そのうちに腫れる症状が起こります。その頃には抜歯となる事が多いのです。

通常の根管治療は、根管の中から治療をします。それでも治らない場合に歯の根の有る部分の骨を削って根の先を治療する事を言います。根の先の孔の根尖孔を大きく広げてしまってある症例に使う事が有ります。そうで無い場合は、この外科的根管治療はほぼ必要が有りません。
治療を行う方は大変ですが、通常の治療で治る場合が多いです。
ただし、通常治療を何か被せて有る歯で行う場合には、その被せ物を外したり穴を開けての治療になります。これを希望されない場合は外科的根管治療となる場合も有ります。

根の治療中の歯の中に置いておく薬の事です。あまり治療的な効果は期待できません。

根管治療のお薬です。ただ、薬と言うより、超アルカリにより細菌等を死滅させます。
ホルマリン系やフェノール系の薬と違って、ほぼ気化はしません。そのため根の中の歯の壁に密着しておかないと意味が無いのです。それを達成するのが困難なのです。そして、根管充填と言う最後の手技の場合、この水酸化カルシウムを綺麗に除去をしておく必要があるのです。
しかし、これも物理的にはほぼ困難です。よって、根管充填を行うと、これが残ったまま根の先から押し出され、根の先の組織が強アルカリによりやられてしまい、激痛が出る事が考えられるのです。そのような理由から、私は意図的に使いません。

日本名。穿孔(せんこう)。
根管治療用の器具で本来の根管以外の所に、人工的に穴を開けてしまう事です。 歯を削る道具でまともに孔を開けてしまうのは余程のビギナーか不器用な人です。多くの場合、ストリップパーフォレーションと言う曲がった根管の中に、直線的な器具を押し付けて回転させてしまう事による歯の側面への穴あけです。これは穴が開かないまでも、歯に薄い部分が出来てしまい、いずれ歯根破折の原因となります。このストリップパーフォレーションにもMTAと言うセメントでレスキューをする事が出来ますが、場所的に穴埋めがしにくいのが現状です。

簡単に言うと、コンクリートの一種です。ポートランドセメント。
組成的にはホームセンターに売っている物とあまり変りないそうです。しかし、純度を高め粒子を細かくして、ヒ素の様な有害物質を取り除いてあると言われています。そのため、結構高いセメントです。歯科用のセメントの特徴は、水分を嫌う傾向が有ります。しかしこのMTAセメントは固まるのに水分が有った方が良いのです。用途は、歯の中から外へ孔を開けてしまった場合や、覆髄と言って歯の歯髄を守る場合にも使います。ただ、建築用のコンクリートと違って、これを使ったからと言って強度が高まる様では無いそうです。

多くは、パーフォレーション。穿孔です。
虫歯の部分を追いかけて削っているうちに、穿孔を来す場合も有ります。これは歯科医師だけの責任とは言い難い場合も多いです。現在では、孔を開けてから有る程度時間が経っていてもMTAセメントで補修する事によって、歯を助ける事が出来ます。

健康保険を使わない根管治療です。日本では診療報酬が非常に安価です。 しかし、安価だからと言って手を抜くことはありません。
ただ、健康保険を使わない治療は、使う材料も自由ですし、時間も充分に取ることが出来ます。 インプラントはやり直しが効きますが、自分の歯の治療はやり直しが効きませんので慎重に考える必要があります。

ありません。ラバーダムが出来なくても根管治療は出来ます。 ただ、歯の崩壊が少なくラバーダムが装着可能なら、使った方が良いに決まっています。

歯は歯槽骨という骨に埋まっています。その骨自体が吸収してしまうような歯槽膿漏の場合、無効であり、意味が無い場合が多いです。

乳歯の前歯で虫歯が無いような歯の場合は、経過観察で良いです。しかし、永久歯の場合、神経が死んだままにしておくと、歯の内部、外部から歯の根が吸収して来る事が有ります。そのため治療はしておいた方が良い場合が多いです。
ただ、稀に以前に歯をぶつけてしまい、神経が死んでいるにも関わらず、レントゲンを見ると歯根自体が何ともない場合も有ります。この場合は経過観察とします。

その通りです。神経(歯髄)は出来るだけ残した方が良いです。その為には、歯が痛くなる前に歯科医院に行っておく必要が有ります。

歯は歯槽骨という骨の中に埋まっています。ただ、歯は歯槽骨とは直には接していません。歯根膜という膜を介して骨に埋まっています。その部分に炎症が起こると歯根膜炎となるのです。虫歯を放置しておいたり、歯周病を放置した場合になります。症状としては、咬むと痛いです。

マレーシアあたりの国で産出される天然ゴムの一種。ガッターパーチャの木から樹液を採集して作ります。生体に対して刺激が無いので、長い間根管を充填するのにこの物質が使われています。熱可塑性があり、ユーカリオイルの様な物質に溶ける性質が有ります。
なお、根管充填用のガッターパーチャはメーカーにより硬度が異なりますので、慣れていないメーカーを使うと結果が出ません。
私が行うスーパー根治も国産のP社の物限定です。これ以外のメーカーを使うとダメです。

大ありです。これほど差が出る治療は歯科治療では他にないでしょう。

それが困った事に、標準的な治療法があまり無いのが現状です。
ただし、当院では決まった方法が標準化されています。

根の中を広げて、充填材を入れやすくする為のドリルです。30年ほど前から開発されてきました。ステンレスと違って、しなりが有るのが特徴です。現在のニッケルチタンファイルは相当に改善されて参りましたが、予期せずして折れる事も未だ有ります。
使う場合は、本来ならば使い捨てが良いのですが、高価なのでそれもできません。そのため、何回使用をしたのかを記録できるマーカーを付けておく必要があります。私は、ほぼ使いません。

細菌感染をおこしますので、早めに歯科医院に行きましょう。 ただ、根管内に細菌が入ればもう終わりの様な事はございません。除菌が出来るからです。

痛み等の症状が無く、長年に渡りその歯が使える事です。
私は、根管内の洗浄と、根の先の根尖孔の密閉が大事だと考えています。

最も大事な部分です。
根の中に入っていた歯髄に替わって人工物を詰め込んでおくことです。もっとも大事なのは、根の先の孔である根尖孔をきっちり閉鎖する事です。
例えれば、ワインの瓶のコルクの様なものです。ワインの瓶を逆さまにしてもワインが漏れないのが重要なのです。 この様な密閉が出来る方法を日本の歯科医師養成機関では教えていないのが問題です。

根の先の根尖孔まできっちりと蓋が出来る道がしっかりと出来ている事。膿の様な浸出液が根の中に出ていない事。それだけです。
咬んで多少痛い様な場合でも、根尖孔の的確な閉鎖ができれば納まります。

外科的根管治療の一つ。治療が上手くいかないのは、大抵、根の先の孔が破壊されている等、根の先に問題が有る事が多いのです。よって、その部分を切り取ってしまうのです。 実際には、歯肉を剥がして根の先の骨を少し削る事により歯根に到達します。そして歯根の一部を切り取ったら、残った歯の部分の根管に、逆根管充填と言う処置をします。歯根が短くなると歯も横からの圧力に弱くなりますので、できれば通常の根管治療で治せる方が良いのです。

私は、存在を告げておきますが、経過観察とします。
この様な状態で治療をしてしまいますと、想定外の欠陥が歯の中に存在していたりして、痛みを出してしまう場合が有るからです。実際に、10数年以上経過観察を続けている根の先の黒い部分(歯根肉芽腫)もほぼ変化が無いケースが沢山有ります。

20年以上何の症状が無かった歯に痛みが起こる。この様な場合は、根が折れている場合が多いです。よって、根管治療を行っても無効な事があります。

根管は歯の種類によっておおよその数は決まっています。しかし、バリエーションも豊富なのが現状です。通常3つが標準の根管である大臼歯でも、人により4~5本だったりする事が有ります。現在では、術前に歯科用のCTを撮影しておけば、大抵の根管数は事前に把握できます。
根管の形態はその歯によって様々です。根の先で根管だけが曲がっている、などと言う歯はしょっちゅうです。

米国の歯科医療は一般歯科医と専門歯科医に分かれます。よって根管専門医も存在します。 その専門医に限った話ですが、ほぼ日本とは違った方法で行います。 簡単に説明しますと、ガッターパーチャと言う根管充填をする楊枝の先みたいな物があります。これは日本では細い規格の物ばかりですが、米国では3倍程度太い規格のガッターパーチャを用います。細い規格の物は腰が無いので、根の先から抜け落ちる確率が高いのです。しかし、米国の太い規格ですと、根の中にグッと押し込む事ができますので、根の先からすっぽ抜ける事がありません。そして、この太い規格のガッタイパーチャを根管内に挿入して、熱をかける道具を根管内に入れて瞬間的に加温するのです。そして、軟化させてからさらに押し込む方法を取るのです。 これをコンティニアウスウェーブテクニックと呼びます。このテクニックも悪くはないのですが、欠点も有ります。それは根の先の部分のガッターパーチャが軟化しにくいのです。そのため根の先の根尖孔の閉鎖が今一歩だと考えられます。
私は、この米国式の根管充填は滅多に行いません。

一番大事にしている概念は、歯の根の先の根尖孔の完全閉鎖です。
コンティニアウスウエーブテクニックという米国の専門医で行われている方法では、これが達成出来ない場合が有ると考えています。
その理由は、固形の充填材を根管の中に入れて、後から熱をかけて軟化する治療法だからです。この治療では予め軟化した根管充填材を根管の中に入れて、根の先にまで運んでいって根尖孔を閉鎖します。よってこちらの方が確実です。ですから、レントゲンで根の先に影が有っても、根の先の影を消すことが出来るのです。

出来ません。一次的に根管内の除菌をする事は出来ます。しかし、完全なる殺菌は出来ません。 完全に殺菌するためには、根の先の根尖孔を密閉してしまう必要が有るのです。

出来ません。フィステルやサイナストラクトと言われる膿の出口に、ある種のレーザーを照射すると、熱作用により一時的には治ったように見えますが、原因である歯の治療ができる訳ではありませんので無意味です。

根管長測定器という機器です。これは日本が開発した機器で世界中で使われています。 これは、歯を抜かないで歯の長さを測る器具です。根管治療では根の先の根尖孔を塞がなければなりません。それを達成する為には、歯の根の長さ、正確には根管の長さを知っておく必要が有ります。この機械は人間には感じない微弱な電流を流して根の長さを測っているのです。そして、根の先に近くなると、ピーピーと教えてくれるのです。

麻酔はするべきだと考えています。
根管治療をする際にはラバーダムを掛けるのが一般的ですが、これは麻酔をしないと結構痛いです。また、神経が有る歯は当然ですが、一度治療をしてある神経の無い感染根管でも、根の先をファイルと言う器具で触るとチクリとする場合が多いので、当院では麻酔をする事にしています。

上手に根管治療を行えば治ると思われます。しかし根の中の充填物の除去が出来なかったり、歯が割れていた場合は、治りません。

この部分の歯の根の真下に三叉神経の第三番の下顎神経が走行している場合が有ります。 滅多に無いと思いますが、根尖孔からこの神経にファイルと言う器具が触れてしまった場合は起こりえると思います。しかし一時的な刺激ならば治ります。
他に考えられるのは、オトガイ孔と言う付近に麻酔をした場合に、これも下顎神経の分枝ですが、オトガイ神経に針が当たってしまうと一時的な麻痺は起こり得ます。しかしこれも治ります。

試みは聞いたことが有ります。ただし、折れて間もない例に限られますし、縦方向で無いと無理だと思われます。また、接合できたとしても咬む圧力に耐えきれません。よって無駄です。

歯の中の歯髄と言う部分からの出血だと考えられます。
少しの出血ならば、次亜塩素酸等で消毒をして歯髄を保存をする処置をします。しかし、感染の状況が激しい時は、歯髄を取らざるを得ない場合が有ります。ただ、歯は萌出間もない頃は、根の先が未完成なので、歯髄の範囲も明確では無い場合が多いです。
この様な場合は、治療が上手くいかない事も有ります。

旧名称はフィステルです。日本名で瘻孔(ろうこう)。
つまり膿が出てくる孔の事です。その原因は歯髄が死んでいる歯です。出来物ではありません。よって、根管治療により消失します。
ただ、瘻孔の様に見えて破折に伴う腫れの場合も有るので、鑑別をする必要が有ります。

恐らく、「ヒートプラガー」と言う器具を使ったのだと思います。
火炎で温めるアナログ式から、電気的に温める器具も有ります。電気的に温める器具は瞬間的に200度程度を出すことができます。一般的には麻酔を使って行います。当然ですが、あまり長く温度を上げてしまうと、歯その物が火傷になってしまいます。私はあまり使いません。

正直、厳しいです。細かい作業をしなければなりません。
そのため、顎関節症で口が開かない人の場合、治療で開くようになるのならそちらを優先します。

根管充填にもよります。日本で一般的に行われている側方加圧根充方法の場合は、あまり痛みは有りません。実は、これがあまり良くないのです。きっちりと歯の根の先の孔を塞ごうと思えば、根の先端に向かって垂直的に圧を掛ける必要があるのです。そうすると、わずかですが根管内の残留物を根の先から押し出す可能性が有ります。その中には少量の細菌も含まれているはずです。
しかし、それは根の外ですから、通常の循環系が働きますので、貪食細胞等により退治されます。その期間はおおよそ1週間程度と考えております。

根の治療を受けている間は、どうしても咬むと痛む場合が多いです。

全然違います。前歯はほぼ1本です。しかし奥歯は3本から4本です。この根の中に根管があります。ただし1本の根の中に1本の根管とは限りません。2本有る場合もあります。

高周波は熱を発生させるので、一時的に細菌を退治する事は出来ますが、完全に除菌する事は不可能です。よって、補助的な使い方に過ぎません。

根の先に根尖孔と言う部分があります。血管や神経がここから歯の中に入り込む孔です。 この根尖部分を閉鎖するので、できる限り探さなければなりません。これが一番大事です。しかし、そうやすやすと見つから無い場合も多いのです。時間をかけてやっと見つける事もあります。

これは、下顎の一番奥の歯、つまり親知らずの一つ前の歯の根管に見られる根管の形態です。日本の屋根に取り付けられている樋の様な形なのです。米国ではc-shapeと呼びます。この根管は歯科医師からすると根管の入り口が分かりにくいので治療がしにくいです。ただ、根の先は必ず先細りになっており、ずっと樋状にはなっていないので、要領さえ知っていればそんなに難しい根ではありません。

全くの異常です。歯科医師自体が、ゴールが見えていないのです。
出来るだけ短期間で行ったほうが良いのです。1回または、数回です。こうしないと根管内で雑菌が繁殖してしまい、更に症状が取れにくくなります。
半年以上通っているのは、無限ループにはまり込んでいるのだと思います。

しっかり治療を行えば、感覚が無くなるとか動かなくなる部分が生じる様な事はありません。なぜならば、通常の神経を取るわけでは無いからです。取るのは、壊死をした根管内の歯髄と言う組織です。麻酔が効いてい無い状態で触ると激痛があるので、俗に神経と呼ぶのです。この歯髄は、感覚としては、歯がしみるとかと言う様な歯の感覚を司りますが、別にこの感覚がなくても、不自由はありません。

咬んで違和感が有るのは、歯の周囲に炎症が有るからです。専門的には歯と歯が埋まっている骨の間にある歯根膜です。この歯根膜に炎症が起きているのです。それでは、何が原因で炎症が起きるのでしょうか?炎症とは、色々な原因で起きますが、口の中では主に2つの原因が考えられます。1つは細菌。も一つは過度な力(チカラ)です。細菌の場合は、根の中の不具合か、歯周病の様な歯と骨の間における感染が考えられます。力の場合は、そこの歯に強い力がかかっている様な場合です。どちらかは、歯科医師による診断が必要です。

歯の中に入れた薬剤も気化する様な性質の物、特にホルマリン系の薬剤は速かに血中に出てくるそうです。よって、これらの薬は使わ無いほうが良いと私は考えています。特にFCと言うホルマリンとクレゾールの混和液があります。特徴としては、もの凄く臭いです。これを使っている歯科医院は、院内に入ると独特なクレゾール臭がありますので、一発で分かります。おかかりの歯科医院がその臭いがしていなければ、ほぼ使っていないと思います。根管治療はこの様な殺菌力をもった薬剤を根管内に入れておかなくても治療する事が可能です。

インプラントを予定している歯の隣に根先病変と言う歯の根に異常がある歯が存在するのだと思います。私は基本的に症状の無い根先病変については、経過観察としています。しかし、このインプラントの隣にあり、2ミリ程度しか距離が無い場合は、根先病変の有る歯の根管治療を優先して行っておきます。これをしておかないと、インプラントに感染を起こす事が有るからです。実際に1症例の経験があります。

上顎の奥歯の根の先には、上顎洞と言う空洞が有ります。これは副鼻腔の1つです。この副鼻腔に炎症を起こすのが、上顎洞炎です。この部位の炎症の原因として歯が関係ある場合も有るのです。つまり上顎の奥歯の歯髄が死んでしまって、炎症を起こしていると、隣り合う上顎洞にも炎症を生じる事が有るのです。歯性上顎洞炎と呼びます。これは的確な根管治療により治癒いたします。

治療を行った歯の多くは、被せる治療を必要とする場合が多いです。前歯の場合、自分の歯の多くが残っており、あまり力がかからない場合は被せない場合も有ります。

そして、被せる場合は、金属の場合は歯やレジンと言うプラスチックには接着しにくい性質が有ります。しかし、ジルコニアを除くセラミックの場合は、歯やレジンンと強固に接着しますので、そちらをお勧めします。

根管治療を行いますと、歯の根管を露出される為に歯の上部を削って有ります。よって、治療が終了しましたら、ここに土台を作って、被せる様にするのです。

根管治療が終わった後に、土台を作ります。以前は金属を使う事が多かったのですが、歯の根が折れる原因にもなるので現在ではグラスファイバーとレジンを使うようになってまいりました。

可能です。

以前は細菌培養まで行なって完全に無菌を目指しましたが、無理である事がわかりました。つまりその様な薬は無いのです。有っても人体に有害なのです。よって、現在では根の先の根尖孔と言う部分を完全に密閉してしまおうと言う考えに至っています。

細菌検査と言う項目が有ります。健康保険にも入っていますが、これは空気を好む細菌の検査です。根管内は空気が嫌いな嫌気性菌が多いので、あまり意味が有りません。また、嫌気性菌の培養をやってもほぼ意味がありませんので、殆ど行われなくなりました。

落ちます。よって、必要最低限の切削をする必要が有るのです。

超音波による根管洗浄器です。汚れを掻き出す意味で非常に大切です。これを使わない根管治療はあり得ません。眼鏡屋さんにおいてある超音波洗浄機で眼鏡を掃除するととても綺麗になるのと同じです。

乳歯は、永久歯の萌出と共に根が吸収してきて、生え変わります。永久歯は当然、この様な事は有りません。よって、乳歯の根管治療は根が吸収して来ることを前提に行う必要が有るのです。よって、永久歯に使う様なガッターパーチャでの根管充填は行いません。

ほぼ有りません。隣の歯だったりする事が多いです。

ヘミセクションと言います。以前は良く行われた治療方法です。しかし、現在ではほぼ行われなくなりました。それは、下顎の大臼歯の根の1本を抜いてしまうと、隙間が出来てしまうからです。当然ながら、それを埋めるのに、ブリッジにする必要が出てきます。もう一本奥の歯と残った根でブリッジを作った場合、根の大きさが全然違うので、長持ちをしないのです。よって、現在はインプラントに取って替わられました。

これは、上顎の大臼歯の口蓋根と言う部分のみを抜歯する、トライセクションなら有りです。なぜならば、歯としての安定は悪いのですが、前後の歯との間に隙間が開かないので、ブリッジ等にする必要が無いからです。ただ、それほど長くは持ちませんので、いずれインプラント等を検討する必要が有有ります。

乳歯は根が吸収しますので、永久歯の様に根の中を密閉して外界と遮断をする事ができないからです。つまり吸収によって、慢性的に細菌が存在している部分が露出して来ると考えて差支え無いと思います。

これは、アメリカでもどこでも、専門や得意とする治療によりどちらが良いかの意見が分かれるところです。海外では、インプラントよりも高いと言う事もあり、根管治療で結果がでそうにない場合は、一層の事、インプラントにしてしまう場合も有ります。

そんな事は有りません。ただ、大きな金属製の土台が入っていたりした場合は、矯正の力をかける事により、歯の根が割れてしまう事も可能性としてはあり得ます。
又、治療を受けた歯は被せて有るのが普通だと思います。長石系のセラミックは未だよいものの、金属やジルコニアの様な素材の場合、ブラケットと言う矯正器具が接着できない場合が多いのです。よってこんな場合は、冠をやり直す必要があります。

根の治療を受けると、多かれ少なかれ、歯が変色します。奥歯でしたらそれほど問題有りませんが、前歯の場合は問題は深刻です。漂白剤を根管の上部に入れて行う、歯の内側からの漂白と、被せてしまう場合が有ります。

この漂白を行う場合は、根管治療がパーフェクトで有る必要が有るのです。と言うのは、漂白剤の漏れにより歯根の部分的な吸収があり得るからです。

被せる場合は、前歯の場合、現在はジルコニアと言う冠を作って、それにセラミックで色付けした物を使うことが多いです。


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