下顎の総義歯(総入れ歯)はガタガタして安定しないものです。それを安定させて吸着する総義歯を作製できるとされるセミナーを東京で2日に渡って勉強してきました。その内容を忘れないようにするために、記録として書きました。専門的内容ですので、一般の方がお読みになってもわからないと思います。
講師:阿○ニ○ 先生 東京都開業
下顎の総義歯(総入れ歯)はガタガタして安定しないものです。それを安定させて吸着する総義歯を作製できるとされるセミナーを東京で2日に渡って勉強してきました。その内容を忘れないようにするために、記録として書きました。専門的内容ですので、一般の方がお読みになってもわからないと思います。
講師:阿○ニ○ 先生 東京都開業
舌下部が深いほうが吸着しそうな気がするが、それは誤りで口腔内を前方から見て、舌下ヒダが柔らかくみえる位の方が吸着しやすい。
下顎は、既成トレーを改造したものでアルギン酸印象。50ミリリットルのシリンジに、下顎の印象を採るにはやや柔らかすぎる程度の調度で左舌側から右舌側、右頬側、左頬側に一気に注入。この時に、レトロモラーパッドを必ず覆う事が必要。トレーを入れてからは、乗っける感じで決して圧迫してはいけない。頬の部分は概則から撫で上げる。それから必ず閉口状態の部分で待つ。手は離してよい。上顎は通常の方法でスナップ印象をとる。
そして、下顎はハイドロマーカーペンで印象面に直接外形を書く。舌側は鉛筆の腹で書く。頬側は、一番高い部分をマークする。レトロモラーパッドは、洋梨型にしっかり記録する。
上顎は、模型上で完成義歯より2ミリ短くマーキング。
石膏は早めに硬化する物を使う。
ベースプレートは厚くならない様に、レトロモラーパッドは完全に覆う。スジは避ける。この時に、舌側は舌の置き場所があるように、凹部に形成。下顎歯茎部の下部は凹部に、又後方の頬側面も今日粘膜が入りやすいように、凹部に形成する。
蝋堤同士をシリコンのバイト材で固定する。必要ならチェックバイトと、ゴシックアーチを使う。
ワックス指適をする際に、片方でシリコンブロックを咬んでもらって、転覆しないか見る。
重合はパラジェットバリオを使用。当然スプリットキャストを使用して重合後にリマウントをして咬合の調整
フィットチェッカーでレトロモラーパッドの部分をマーク。すじを避ける様に周囲の形態修正
技工操作も非常に厳密な精度が要求され、技工料や材料も高価なために、保険では完全に赤字になるとの事で保険外診療で行う必要があります。