DX化待ったなし!
院内のデジタル化。
当然、レントゲンなどの医療機器はとっくの昔にデジタル化を終えています。
今回、推進しているのが、受付業務のDX化です。
その理由は、受付、歯科助手さんの圧倒的な人手不足です。
以前はリクルート雑誌に掲載すれば、複数の人の応募があり、私どもは選考をする事も出来ました。
しかし今年に入ってからは、募集広告に費用をかけても、応募は殆ど来ないのです。また、応募をしてきても、「当日面接に来ない]などは当たり前な状況です。
コロナの影響で、医療機関が敬遠されているのが根底にあるのだとは思いますが、改めて世の中が変わってきていると実感をしています。
そして、この先、この流れは加速してゆくと思っています。
こうなると、徹底的なDX化を進めて受付業務の準無人化をするしかないと考えています。
幸い、その様なツールが開発されてきています。ただし、歯科医療の場合、カルテシステムから予約システム、会計システムと連動しています。よって、単独で変更や導入するのが困難なのです。
よって、当院では、先ずは予約システムの変更から行ってまいります。
これにより、カルテの入力が終わると、会計に情報が飛ぶ様になります。
その会計については、スマホ上でのクレジットカード決済が可能になります。よって、院内で会計待ちが無くなります。当然、受付スタッフも会計そのものより、人にしかできない業務に対応できる様になります。なお、これを機に健康保険の診療費用もクレジットカード対応にします。
ただ、この場合、患者さんに診察券に代わるアプリを入れていただく必要があり、患者さん側にご協力頂くことも必須になってきます。
そして、次に行うのが歯科医院では遅れていると言われる、完全ペーパレス化です。それに伴ってクラウド化カルテを導入します。そして、全ての書類などもスキャナで読み込んで電子化をして行きます。
少しずつDX化を進めて行こうと思っていましたが、このような人手不足をカバーする意味で急に推進しなければならない形になるとは思いませんでした。
色々なシステムが変わるので、患者さんにもしばらくはご迷惑をお掛けします。
しかし、予約の変更やキャンセルもスマホで簡単に出来るようになりますので、何卒ご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
医療法人社団敬友会 理事長
久保倉 弘孝
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