ガムで虫歯は予防できる?!
ガムを噛むと虫歯予防になると言われていますが、本当にガムで虫歯を予防できるんでしょうか?
ガムといっても様々な種類のガムがありますよね。どのガムを噛んでも虫歯予防できるわけではありません。ガム選びと噛み方が虫歯予防には重要なんです。では虫歯予防に効果的なガムの選び方と噛み方に関して、詳しくご説明しましょう。
★ガムの選び方について
虫歯を予防するためにはキシリトール配合のガムが有効です。
本当は、歯科医院で販売している「医院専売のキシリトールガム」がおすすめです。
50%以上キシリトールが含まれていて、糖類0で酸性物質を含んでいないガムを選ぶようにしましょう。
この3つの条件を満たしたガムなら、虫歯を予防する事が可能です。
キシリトールの含有量は、キシリトールの量(g)÷炭水化物の量(g)×100で計算できます。
糖類の入ったガムは厳禁ですが、酸性物に関しては、糖類ほど神経質になる必要はありません。
ただ果汁やクエン酸などが入ったガムは、口の中がすでに酸性になっていて、虫歯予防には適していないため、控えた方がベターです。
但し、1日1回は正しい歯磨きを10分以上、定期健診(歯科衛生士による歯垢除去)も必要です。
ガムでの虫歯を予防はあくまでもサポート役と考えてください
★ガムの噛み方について
キシリトールガムのかみ始めに出る唾液は、できるだけ口の中に残しておくようにしてください。
というのも、キシリトールの成分は、かみ始めにたくさん出るからです。
これをなるべく長く口の中に留める事によって、成分が虫歯菌に浸透しやすくなるんです。
それから、食後はなるべく早くガムを噛むように心がけましょう。
食事に含まれている糖やたんぱく質から虫歯菌は酸を出し、歯を溶かしてしまいますが、この時、キシリトールガムを噛んでおけば、虫歯菌はキシリトールを取り込むので酸を出せなくなってしまうんです。
キシリトールガムを噛んでキシリトールの効果を発揮させるには、1日に2~3回、1度に2粒を目安に噛むといいでしょう。1日あたり4~10gのキシリトールを摂る事が虫歯予防には効果的だといわれています。
キシリトールはベトベトの歯垢をサラサラにしてくれるので、キシリトールガムは歯磨き前に噛むようにしましょう。先にガムを噛んで歯垢をサラサラにしておけば、その後の歯磨きで歯垢も落ちやすくなります。
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