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ハーバード大学研修

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2/2013

2月の寒い中、米国ボストンに有るハーバード大学歯学部で研修を受けて参りました。本来ならば、日本航空の直行便で行けるはずでしたが、ボーイング787型機の不具合の為に欠航となってしまったので、ニューヨーク経由となってしまいました。

成田から、空路12時間でニューヨーク。そこから小1時間、満席の飛行機に乗ってボストンへ。

ボストンは大学が70余り有る、米国有数の学園都市。ハーバードをはじめ、マサチューセッツ工科大学等の世界的に有名な大学もここに有ります。

到着の翌日から、時差ボケと戦いながら、4日間はみっちりと講義がありました。朝の9時にスタートして途中で1時間の休憩を挟んで、18時までの8時間の講義は、非常に教わる事の多い実りの多いものでした。

それは、前回のハーバードの日本人向けのコースはインプラントのみであったそうですが、今回からはインプラント以外も講義に入る総合コースとなりました。よって、歯の中の治療の歯内治療や、歯周病の治療、歯列矯正、診断学と盛りだくさんでした。そしてこの大学でのコースの特徴は、参加の日本人歯科医師数人に発表の場が用意されている事です。私もご指名頂き、私の行ったインプラントに際して骨造成を行った長期症例を講演させて頂き、ハーバードの先生方からもお褒めの言葉を頂きました。

←ハーバード大学での講演の様子

具体的な講演の内容は、βTCP(三リン酸カルシウム)を用いて、骨を造ってその10年後にも安定した状態である症例の報告です。
日本ではこの材料が多く使われていますが、あまり長期予後をCTの画像を含めて明示している症例は少ないので、受講生の皆様も参考になったと思います。

そして、今回のコースでとても驚かされた事が有ります。
それは、2回の来院で総入れ歯を上下共に完成させると言う技術です。現在、行われている総入れ歯を作る技術では最低6回程度の来院が必要です。しかし、現在米国では商業的にこのような事が行われ始めたと言う事を聞きました。具体的には、型を採るのは同じなのですが、同時に顎の位置を記録する道具で、上下の関係を計測してあとは、義歯を作る工場に送るだけなのです。それから先は何と硬質プラスティックをコンピューター計測のデーターに基づいて削るCAD/CAMで作ってしまうのです。ただ今のところ、歯に相当する部分までは削り出しで出来ないので、接着剤で張り付けるそうです。残念な事にこの技術の最初の考案者は日本人だそうなのです。ただ、あまり上手くいかなかったそうです。それが何十年が経ってから米国では実を結びつつあるのです。

そして、その精度なのですが、かなり高いとの事には驚きました。通常、入れ歯は技工士さんが作りますが、その工程はかなり煩雑なのです。石膏の模型は膨張しますし、義歯のレジン(プラスティック)は収縮します。それらの複合的な要素が相まって、かなりのズレになるのではないでしょうか。しかし、この削り出しの義歯の場合は石膏の様なマテリアルは一切使いません。
又、義歯の元になりますレジンも既に収縮の終わった物を削り出すので、通常の義歯よりも精度が高くなるのではないかと言っておりました。ただ、この様にCAD/CAM(削り出し)で作製できるのは、総入れ歯だけで、部分入れ歯は未だの様です。それは、歯の様に硬い部分と、粘膜に相当する柔らかい部分を、スキャンニングするのが上手くいかないそうです。ただこの分野は今後、かなり成長してくると思われました。実際に義歯では無い歯にはめこむ充填物についての型取りは、米国では数社がデジタル印象器と言うレーザー光線で歯の形をスキャニングする機会が普及しつつあります。

この研修会は、ハーバード大学歯学部と提携関係にある岩手医科大学歯学部の並々ならぬご尽力によるものでした。この様な研修会は通常はメーカーが絡んでいたりするものですが、そういう事も一切なく真に学術目的だけであったのが、とても良かったです。


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