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リグロス 保険で使える歯周病のお薬

投稿日: 2017年6月5日  | カテゴリ: その他

歯周病の治療にとって、画期的な薬が何と健康保険に入りました。

 

中等度以上の歯周病になるとどうなるでしょうか?歯肉は腫れ、更には骨まで失われて参ります。それを放置しておくと、歯は動いてきます。ここで初めて異変に気が付くのです。

 

この新しい、歯周病の薬剤はこの失われた骨を再生する能力があるのです。薬剤と言っても、飲み薬ではありません。歯科医師が治療の際に患部に塗布をして骨を再生させるのです。

 

骨のみでは有りません。歯周病により消失した、歯根膜やセメント質と言う部分も再生させます。それでは、このリグロスとは何者なのでしょうか?一般名はトラフェルミン。濃度は別にして、以前から褥瘡の治療用のスプレー薬として有ったそうです。

 

このトラフェルミンを歯科領域に使う研究が大阪大学歯学部で行われ、濃度や使い方を長い年月を経てしらべ、更に治験や安全性を確認された後の、2016年11月に保険適応となりました。

 

今迄にも同様に、歯科医師が使う歯周組織再生薬剤と言えば、エムドゲインやGEM21sと言う2つが代表的でした。エムドゲインはスェーデン。GEMはアメリカ製です。2つは全く作用機序は違いますが、両者共に日本の健康保険には適応がありませんでした。

 

健康保険の適応が無い薬剤を使おうと思うと、これが大変なのです。日本の健康保険制度の暗黙のルールである混合診療の禁止の条項が有るからでした。

 

つまり、明確にこれらの薬剤を使おうと思うと最初から健康保険を使わないで自費治療にするしか有りませんでした。よって、事実上、保険医では使用が出来ないような状態でした。

 

しかし、このリグロスはほぼ発売と同時に保険収載されました。効能を見ても、数字的にはエムドゲインを上回る効果が期待されるのです。

 

よって、使用する歯科医師も混合診療の違反をせずに、大手を振って患者さんの為に使える様になったのです。しかも、薬剤代は健康保険ですので3割しか患者さんは支払わなくて良いのです。

 

今迄は、歯周病の治療を全部、自費で行いエムドゲイン等を使うと、数十万円の負担になってしまっていました。それが、2歯程度の再生治療なら健康保険の一部負担金で2万円以下程度で可能となったのです。

 

ただし、万能薬ではありません。使用できる状態には限りがあります。もう動きがかなり有る歯の適応には無理です。専門的には垂直性骨欠損と言い、部分的に歯槽骨が吸収している例に限られます。

 

当院でも取り扱いを開始していますが、結果が出るのにはやはり1年以上経過しないと何とも言えませんがこの画期的な日本初の歯周組織再生薬に期待をしたいと思います。

 

 

 

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